スタッフみんなでつくりました!オリジナルディフューザーが出来上がるまで
2022.10.31 Mon
[ コラム ]
2022年11月、創業20周年を迎えた私たちは、これまでの感謝の気持ちを込めて、オリジナルのディフューザーをノベルティとして店舗にてお渡ししています。今回は、そのノベルティが出来上がるまでの、制作背景をお届けしたいと思います。
キシルの家具は、その香りに惹きつけられてお店に入ってくる方も多いほど、抜群の香りの良さが自慢です。体と心の両方をほぐしてくれるような感覚を、体験としてお客さまにプレゼントしたく、オリジナルのディフューザーをつくることに。
ひのきのオイルを、ひのきの小枝のスティックで楽しむ、ひのきに向き合ってきたキシルならではの、オリジナルディフューザーです。20周年という節目に、スタッフ全員で制作に取り掛かることにしました。
家具のふるさとの森で、小枝を拾うところからスタート!
2022年9月、まずは枝を集めるために、家具のふるさとの森へ向かいました。ディフューザーのスティックとして使うのは、丸太を切り出したあと、通常は森に残されている小枝の先端部分。キシルの拠点、静岡県のきこりさんは木の小枝を「うらっぽ」と呼んでいて、本来ならば鳥たちときこりさんしか見ることができない、貴重な木のさきっぽの姿です。
集める枝の目標数は約1,000本。代表の渥美を筆頭に工場のスタッフが、大きなバケツが満タンになるまで、葉っぱを落としながら枝を切っていきます。川のせせらぎや、鳥や虫たちの声で響く静かな森の中、黙々と作業を進めるスタッフたち。
朝からスタートした作業は気づけばお昼過ぎ。約4時間かけて3つの大きなバケツがいっぱいになりました。この達成感の笑顔!お客さまに喜んでもらえることを想像しながら、汗をいっぱい流して第一関門突破です。
目指すは3,000本。工場スタッフで小枝のカット作業
拾った枝は約2週間ほど工場で天日干しした後、ディフューザーのスティックサイズに折っていきます。作業をするために集まってきた工場スタッフたち。作戦会議をしてから、いざ取り掛かります。
約10cmほどの長さに枝を折っていきます。小さな葉っぱを落としながら、細くカーブをした小枝も捨てることなく丁寧に集めます。床に落ちてしまった小さな枝も「もったいない!」とスタッフたちは大事に拾っていました。細くて小さな枝を束ねると少しだけ達成感が。「できたよ〜!」と嬉しそうにみせてくれた工場長。
枝のサイズを整えたあとは、瓶にひのきオイルを詰めていきます。大きなスポイトを持ち出し、小さな小瓶に入れていきます。
瓶の蓋の下準備など、細かな作業が盛りだくさん。普段家具を扱う工場スタッフたち、段取りがスムーズでさすがです!
社内デザイナー作、オリジナルシールをみんなでペタペタ
続いての作業は、工場の2階にいる業務部のスタッフにバトンタッチ。オイルを詰め終わった瓶にシールを一枚ずつ貼っていきます。
「URAPPO」と印字されたシールは、そのまま部屋の片隅に飾っても馴染むようなシンプルなデザイン。イラストは社内デザイナーが描いた、ひのきの葉っぱの姿です。キシルの家具は全てここにつながっていることが、メッセージとして込められています。
いよいよ仕上げの袋詰めへ
最後は封入作業。浜松の佐鳴台を拠点とするCSスタッフが作業を引き継ぎます。ひのきの葉っぱが印刷された台紙を入れ、そこに瓶と3本の小枝を入れていきます。枝が折れないよう丁寧に、最後まで細かな作業が続きます。みんなでテーブルを囲みながら、楽しげに袋詰めをしていくスタッフたち。
ようやく完成!ひのきの小枝のディフューザー「URAPPO」です。キシルの家具を通して体験できる心地よい香りを味わいながら、暮らしの中でふと目にしたとき、小さな小枝をとおして、森とのつながりを感じてもらえたらと思います。
スタッフ全員から「ありがとう」の気持ちを込めて
森からはじまったスタッフによるノベルティづくりのバトンリレーは、工場、業務部、制作、CSスタッフを通し、この後ラストは店舗スタッフの手へ渡っていきます。
20周年という節目に、私たちが改めて届けたいのは、お客さまへの感謝の気持ちです。一つひとつスタッフの手でつくったノベルティを通して、私たちからの「ありがとう」が伝わっていきますように。そして自然を感じるキシルの家具ならではの心地よさを、よりたくさんの方に味わっていただきたいと願っています。ノベルティは店舗限定の特典となります。ひのきの香りや家具のぬくもりを体感できるお店にぜひ遊びにきてくださいね。