
傷がついたら、ティッシュの出番。ひのきの家具と長く暮らすコツ
2026.11.04 Wed
[ コラム ]
先日、キシルの家具をお使いのお客様にアンケートを実施しました。ご回答くださった皆さま、ありがとうございました。商品の満足度では、96.7%の方が5段階評価で「4」「5」をつけてくださいました。日々の暮らしの中で家具を使っていただいている様子が伝わり、スタッフ一同、うれしく読ませていただきました。
一方で、「傷がつきやすいのでは?」「使っているうちに傷が気になる」という声も。大切に選んだ家具だからこそ、きれいに使いたいですよね。今回は、ひのきの家具についた傷と、おうちでできるお手入れについてお話しします。
ひのきは、やわらかい木です。
正直にいうと、ひのきは比較的やわらかく、傷やへこみがつきやすい木です。そのやわらかさが、触れたときのやさしい感触にもつながっています。
私たちも、店頭で家具を動かすときや撮影中に、うっかりものをぶつけてしまうことがあります。へこみを見つけた瞬間は、やっぱり残念な気持ちに。でも、小さなへこみなら、実は簡単なお手入れで、ほとんど目立たなくできるんです。
へこんだところに、濡らしたティッシュを。
木が欠けていないへこみなら、まずは水を十分に含ませたティッシュを、へこんだところにのせて一晩。ティッシュを取って乾かすと、へこみがふっくらと戻り、目立ちにくくなることがあります。戻りが足りなければ、様子を見ながら繰り返してみてください。用意するのは、水とティッシュだけ。少し気軽に試せそうな気がしませんか。
※着色のないオイル仕上げのひのきの木部を対象とした方法です。戻り方には差があり、欠けや深い傷は水だけでは直せません。
木が持っている力を、お手入れに。
ものをぶつけたへこみは、木の繊維が押しつぶされた状態になっていることがあります。そこに水分が入ると繊維が膨らみ、へこみが戻る助けになるのです。
家具になっても、木は水分を吸ったり放したりしています。隅々まで無垢材だけを使い、オイルで仕上げたキシルのひのき家具は、そんな木の性質を活かしてお手入れできるのも、いいところです。
傷がついても、長く付き合える。
使っているうちに傷がつくことはあります。でも、それで家具との付き合いが終わるわけではありません。気になるところに手をかけて、また気持ちよく使う。年月とともに深まる色合いや艶も楽しむ。そんなふうに、長く暮らしをともにできる家具を、私たちはつくっていきたいと考えています。
もちろん、ついたばかりの傷を、すぐに「味」と思えなくても大丈夫。気になるへこみを見つけたら、まずは濡らしたティッシュをひとつ。木の家具との付き合いが、少し気楽になるかもしれません。